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アオマツムシ
涼しい秋の夜に、街路樹や公園の木の茂みから、「リー!リー!リー!」という大きな声が聞こえることに気づいた方はいませんか。音はきれいだけれども、ちょっと音量が大きすぎるこの声の主は、アオマツムシというコオロギの仲間です。
アオマツムシは、明治以降に中国から苗木と一緒に持ち込まれた外来生物です。体長は2.5センチ程度で、全身黄緑色をしています。人工的に作られた環境である、街路樹や公園の植栽を主な生活の場としていて、都市部に多く見られます。
鳴き声はとてもうるさいのに、鳴いているアオマツムシをみつけるのはちょっと難しいです。なぜなら、この虫は、樹木の葉が茂るところで、葉と葉のすき間に体を差し込むようにして潜んでいるからです。さらに、周囲の葉っぱと同じような明るい黄緑色の体をしていて、長い触角は体の下に折りたたみ、隠しています。
このように、茂みの中では見つけにくいアオマツムシですが、明かりによく集まる性質があるので、街灯の下や民家の網戸などに飛来していることがあります。
米子水鳥公園では、園内の通路沿いに植えられている樹木の茂みを覗き込むと、アオマツムシが観察できます。米子水鳥公園は夕方になると、アオマツムシのほかにも、コオロギやスズムシなど、たくさんの秋の鳴く虫の声を楽しめます。
秋の夜、草むらや樹木で鳴いている虫たちの大合唱に耳を傾けてみるのも楽しいものです。
米子水鳥公園指導員
桐原 佳介
市文化財保護審議委員 |
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